胃腸薬でいー調子

胃拡張や胃腸薬とマロリーワイス症候群の予防

マロリーワイス症候群は、食道下部に小さな裂傷が生じることで出血を起こし、吐血などの症状があらわれる病気です。30代から50代の男性に多くみられ、アルコールの過剰摂取や胃拡張による嘔吐などの原因が挙げられます。自然に止血されることが多く、特別な治療はしないことがほとんどですが、嘔吐によって症状が悪化するため、吐き気を抑える必要があります。
胃拡張によってマロリーワイス症候群が引き起こされた場合、吐き気や嘔吐を抑える手軽な方法として、胃腸薬の使用が挙げられます。胃腸薬には胃酸を中和して胃腸の働きを抑制する胃腸活動抑制型と、胃酸の分泌を促進して胃腸の働きを活発にする胃腸活動促進型の2つのパターンがあるため、症状にあわないものを使用すると逆効果になる場合があるので注意が必要です。
胃拡張は胃運動の低下によって引き起こされるため、該当する胃腸薬は胃腸活動促進型となります。嘔吐を防ぐという意味では効果的ですが、胃拡張の原因には胃がんや糖尿病による神経障害などの重大な病気が潜んでいる場合があるため、医療機関での早期受診が大切になります。
アルコールの過剰摂取による二日酔いからマロリーワイス症候群が引き起こされた場合には、胃酸の分泌を抑えるために胃腸活動抑制型の胃腸薬の使用が有効です。
二日酔いによる吐き気や嘔吐は、アルコールを分解する過程で発生するアセトアルデヒドを体外に排出しようとする働きが強まることで起こります。水分をたくさん取ることで、アセトアルデヒドを尿として体外に排出することができるため、積極的な水分補給が大切です。
嘔吐を繰り返すことによって、マロリーワイス症候群だけではなく、逆流性食道炎を発症することもあるため、アルコールを摂取する際には限度を超えないように心掛けることが重要になります。